"おいしいごはん"に登場、しらすの栄養

TV朝日のドラマ「おいしいごはん!鎌倉・春日井米店」

家族の絆をテーマにしたドラマです

しらすの栄養

ドラマ「おいしいごはん」の「おいしい日記」の中で、「しらす」を食べに腰越海岸へ行った事が書かれとったちうわけや。
「しらす」は、主にイワシ類(マイワシ・カタクチイワシやらなんやら)の稚魚(ガキ)を総称して呼んだものや。

カルシウム豊富、小皿1杯のしらす干しでカルシウムが1日分摂れる』と言われるほどカルシウムが豊富に含まれてい まんねんわ。
しらす干し100g中のカルシウム量は約500mgもあるとされてい まんねんわ。
にっぽん人の成人男性が1日に必要としはるカルシウム量を、しらす干し100gで摂取できる素晴らしい食材!
こねんうに一般的には「カルシウムが豊富」ちう知識はどなたはんでも持っておるけどダンはん、他にも体内で素晴らしい役割を果たしてくれるんや。

・血中のコレステロールを減らす働きがある為、高血圧や動脈硬化やらなんやらの成人病予防になるちうわけや。
・血液が凝固せんようさらさら状態へ導いてくれるので、血栓予防の効果をもつ。EPA(エイコサぺンタエン酸)には、血液を固まりにくくしはる作用がある為や。又、血液の中に含まれる中性脂肪値を低くしてくれるちうわけや。
・リウマチ、ガンの予防にも効果発揮しはるのだそうや。
・DHAは脳に大きな影響を与えるといわれとるので、老人性痴呆症予防にも効果的や。DHAが多いほど、脳の伝達物質がスムーズに運ばれるので、「魚をようけ食べると頭がよくなる」のはあながちうそではおまへんのや。

赤ちゃんの離乳食としても、稚魚である「しらす」は「離乳初期」から食べさせられる、どエライ消化に良く体に優しい食品や。
値段も手ごろだし、しらすのほのやろか塩気だけでも手軽においしいごはんを食べられまんねん。丈夫な体作りに欠かせまへんね。

しらすの作り方

「おいしいごはん」のドラマ撮影で腰越海岸へ行った徳重はんと翔ちゃんと塚っちゃん。
ほんで「しらすの作り方」を見学したのだそうや。
「初めて見るしらす作りに3人は釘づけ〜」な写真があったさかい、ウチもそないな興味深い「しらすの作り方」を調べてみる事にしたんや。

1、水揚げしたどあほりの獲れたてしらすを、こーりの入った水で洗い まんねんわ。
  細かい木屑や海藻やらなんやらを手作業で取り除きまんねん。
  鮮度が命やので手早く作業せんといけまへんが、身が傷まないように細心の用心を払いながらやさしく扱い まんねんわ。
  最低でも2回、何度も水を入れ替えててーねーに洗い まんねんわ。

  この時点で出来上がったものが、鮮度が命の貴重な「生しらす」になるのでっしゃろか・・?
  単なる生の魚と言っても、ずいぶん手間がかかっとるものやね。

2、沸騰した釜に塩を入れ、しらすを投入しまんねん。塩加減や揚げるタイミングは、その日のしらすの大きさや量、脂のノリやらなんやらを見ながら微妙に変えて行きまんねん。
  この塩加減は、長年の勘と経験に頼るしかおまへん。
  しらすが浮かんできたら、手際よく揚げまんねん。
  原料のしらすが新鮮だと、塩茹やっただけで美味や。

3、すぐにしらすをやさしく広げて風を入れ、ふっくらおいしくなるように天日干ししまんねん。
  釜揚げしらすの場合は「干す」と言っても茹で汁を蒸発させる程度や。
  茹で汁がついとるとすぐに傷んでしまうさかいに、数十分程度。
  ケツの仕上げに、もっかい海藻や木屑やらなんやらが混ざっておらへんかをてーねーに箸でチェックしまんねん。
  シャコの子どもとか、タコの赤ちゃんとか色々混ざってい まんねんわ。

シンプル原料なけど、こないなに大事に作られとるしらすは、「おいしいごはん」のドラマの中でひそかに輝いておるかもしれまへん。

TV朝日のドラマ「おいしいごはん!鎌倉・春日井米店」

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